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⚽なでしこの中心にパリ五輪でー 成長求める千葉(藤枝順心高出) 予選で見せた飛躍の兆し

 パリへのスタートラインには立った。28日のサッカー女子五輪アジア最終予選第2戦(東京・国立競技場)。北朝鮮を破って2大会連続出場を決めた日本代表「なでしこジャパン」の歓喜の輪の中に、千葉玲海菜(24)=アイントラハト・フランクフルト、藤枝順心高出=はいた。初出場した昨夏のワールドカップ(W杯)は不完全燃焼。今回も第1戦の出場にとどまったストライカーは決意する。今夏こそ「なでしこの中心で世界と戦いたい」。

サッカー女子でパリ五輪出場を決め笑顔の千葉(右)=28日夜、国立競技場(写真部・二神亨)
サッカー女子でパリ五輪出場を決め笑顔の千葉(右)=28日夜、国立競技場(写真部・二神亨)
サッカー女子でパリ五輪出場を決め笑顔の千葉(右)=28日夜、国立競技場(写真部・二神亨)
サッカー女子でパリ五輪出場を決め笑顔の千葉(右)=28日夜、国立競技場(写真部・二神亨)
サッカー女子でパリ五輪出場を決め笑顔の千葉(右)=28日夜、国立競技場(写真部・二神亨)
サッカー女子でパリ五輪出場を決め笑顔の千葉(右)=28日夜、国立競技場(写真部・二神亨)

 昨秋、千葉はW杯組でただ1人、中国・杭州アジア大会のピッチを駆けていた。同時期に主力組が国際親善試合を組んだため実質的な“B代表”。規定で「なでしこジャパン」の愛称も名乗れないチームだ。
 直前のW杯で得た出場時間はわずか数分。大勢が決まった予選リーグ初戦の終了間際にとどまり「もどかしかった」と振り返る。悔しさを胸に臨んだアジア大会。千葉はエースとして7点を挙げて優勝の立役者となり「選手としての価値を示せた」。自らの力で「なでしこ」に復帰した。
 今年1月には「海外でもっと成長したい」とドイツの名門フランクフルトに移籍。まだ1カ月だが、海外勢のパワーとスピードに適応しつつある。代表合流前には新天地で初ゴール。「短い出場時間、負けている状況で決められた」と自信を深めた。
 北朝鮮戦は第1戦で0ー0と緊迫した終盤に攻撃の切り札として投入された。まだ出場時間は限られるが、立ち位置を確立しつつある。目指すのは「流れを変えられる選手」。激しい代表争いを勝ち抜き、世界一を決める舞台に立つ。
(運動部・山本一真)

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