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島田署地域課の片山巡査長 拳銃射撃関東大会で優勝 交番業務と訓練両立

 島田署地域課金谷交番勤務の片山果奈巡査長(26)が、11月に都内で開催された関東警察拳銃射撃競技大会の女性制服警察官用拳銃の部で優勝した。夜間は交番勤務をしながら、日中に藤枝市の静岡県警察学校に通って練習に励むなど業務と訓練を両立させ、快挙を達成した。

訓練と交番業務を両立させ、大会で優勝を果たした片山巡査長=島田署
訓練と交番業務を両立させ、大会で優勝を果たした片山巡査長=島田署

 同部門は警視庁や関東管区警察局管轄区域の県警などから代表の女性警察官15人が出場。3分以内に標的を撃つ「遅撃ち」や中腰で的を狙う「腰撃ち」など5種目400点満点で競った。片山巡査長は得意な遅撃ちをはじめ全体的に高得点を挙げ、385点を獲得して頂点に立った。「本番のイメージトレーニングを入念に重ね、実践できた」と振り返る。
 高校時代は吹奏楽部に所属。射撃とは縁がなかったが、警察学校時代から才能とセンスを発揮するなど特別訓練選手にも選ばれた。大会直前は猛練習にも励んだ。「周囲の理解があったからこその結果。恩返しできた」と笑顔を見せる。
 来年2月には全国大会もあり、団体競技での優勝を目指す。「拳銃の技術や心構え、集中力を警察業務に還元していく。将来は指導にも取り組んでみたい」と意気込む。

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