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派遣隊員 能登地震での活動報告 志太消防本部

 能登半島地震を受け、1日夜に石川県珠洲市に向けた第1陣として派遣され、5日に帰還した志太消防本部の隊員が9日、藤枝市役所岡部支所で、志太広域事務組合管理者の北村正平藤枝市長と副管理者の中野弘道焼津市長に被災地での活動を報告した。

被災地での活動を報告する志太消防本部の隊員=藤枝市役所岡部支所
被災地での活動を報告する志太消防本部の隊員=藤枝市役所岡部支所

 派遣されたのは消火、救助、救急、後方支援の4小隊計15人。地理的な条件や現地の市町、消防からの指示と情報が届かないことなどを理由に目的地の珠洲市到着が遅れた。道路の亀裂や土砂崩れ、家屋倒壊がある中、通行可能な道路を探し、住民と遭遇して被害状況も確認し、4日に出発した第2陣による行方不明者の円滑な捜索、救助活動につなげた。
 被災地は断水や停電、通信障害などライフラインに大きな影響が生じ、屋外で排せつする状態だったという。後方支援小隊長を務めた警防課消防司令の山口哲矢さん(47)は「行き先が分からない状況で精神的に大変だったが、隊員一人一人が頑張ってくれた。静岡も巨大地震が予想されているため、学んだことを生かし、市と消防との連携強化につなげたい」と述べた。

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