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免許証自主返納をワンストップ化 藤枝市 1日から、市民の負担軽減

 藤枝市は4月1日から、藤枝署と静岡県交通安全協会藤枝地区支部と協力して、運転免許証の自主返納の手続きを同署の窓口で一度に完了するワンストップ方式に変更する。市民は補助金申請の手続きのために来庁する必要がなくなり、市と警察署も窓口事務の負担軽減につながる。
 従来は返納時に警察署で運転経歴証明書の交付手数料1100円を支払い、市役所で同証明書の助成申請を受け付けていた。変更後は市が事前に用意した県証紙を使って直接警察署に支払う方法に変わるため、市民は手数料が実質無料となる。
 返納の特典として、タクシーの共通クーポン券1万円分も同署で受け取ることができる。県内協会加盟社であればどこでも利用可能。同証明書を提示すれば1割引きになる。
 市交通安全・地域安全課によると、2019年に東京・池袋で高齢者の乗用車が暴走し母子2人が死亡した事故以降、市内で返納者が増えたという。

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