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藤枝市内新聞店5社に地域貢献大賞 配達バイクに「見守りカメラ」 都内で表彰式

 日本新聞協会(中村史郎会長)は16日、新聞販売店の地域活動をたたえる「地域貢献大賞」の表彰式を都内で開いた。「新聞販売店バイク車載カメラ見守り」で大賞を受賞した藤枝市内の新聞販売店全5社を代表し、藤枝江崎新聞店の江崎晴城社長(59)が中村会長から記念盾を受け取った。

地域貢献大賞の受賞を喜ぶ(左から)池谷仁志所長、江崎晴城社長、薮崎佳樹所長=16日午後、都内
地域貢献大賞の受賞を喜ぶ(左から)池谷仁志所長、江崎晴城社長、薮崎佳樹所長=16日午後、都内

 5社は藤枝江崎新聞店と薮崎新聞店育伸社、いけたに新聞店、新聞販売いしかわ、太田新聞店。市と市自治会連合会、藤枝署と連携し、配達や集金などの業務中に市民の生命財産や生活に支障を来す恐れがある状況に気付いた際、関係機関に速やかに通報して危難を防ぐ取り組みに2011年着手した。配達中に異変に気付き、家の中で倒れていた住人を救出するなど地域の安全に貢献した。
 19年からは新聞配達用のバイク全150台の前部にドライブレコーダーを設置し、記録映像を防犯や防災などに役立てている。一つの自治体内を走る全ての新聞配達用のバイクにレコーダーを備えて見守り活動を行うのは全国初。〝動く防犯カメラ〟として、早朝など市民の目が届かない時間帯の見守りを推進して犯罪抑止を図り、犯罪や交通事故関連の映像は警察の要請に応じて提供している。
 表彰式には、江崎社長と育伸社の薮崎佳樹所長(58)、いけたに新聞店の池谷仁志所長(60)の3人が出席した。江崎社長は「新聞販売店同士が力を合わせ、新聞配達網を維持することで住民への社会サービスが生み出される。今後も仕事を通して、地域住民に寄り添い、なくてはならない存在であり続けたい」と決意を新たにした。
 地域貢献大賞は07年に創設された。

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