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初期消火や応急措置実施　志太消防本部、３人に感謝状

　志太消防本部はこのほど、焼津市内で発生した二つの事案について、初期消火をしたり、応急措置を行ったりしたとして、大井川郵便局に勤務する配達員とＪＲ焼津駅職員、通報男性に感謝状を贈った。

感謝状を受け取った山田駅長（左）、佐塚さん（中央）、岡本さん＝焼津市石津の市消防防災センター

　大井川郵便局の岡本和久さんは８月１５日、配達先の焼津市飯淵の住宅で火災が発生しているのを発見し、１１９番通報。近くの住民と協力して、初期消火を行い、延焼を抑えた。
　ＪＲ焼津駅（焼津市）のホームで９月２６日に高齢の男性が意識を失い倒れる事案が発生。この様子を目撃した藤枝市の自営業佐塚健太さんが駅職員に知らせた後に１１９番した。駅職員は自動体外式除細動器（ＡＥＤ）や心臓マッサージといった救命措置を協力して実施した。同本部によると、男性は救急搬送後に退院し、社会復帰している。
　市消防防災センター（同市石津）で行われた贈呈式で、岡本さん、佐塚さん、駅職員を代表して山田哲也駅長が大橋充消防長から感謝状を受け取った。岡本さんは「人の役に立てたことを実感した」、佐塚さんは「とっさの行動が人命を救うことにつながってよかった」、山田駅長は「日頃の訓練の成果」とそれぞれ感想を述べた。

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