テーマ : 藤枝市

「登校支援教室」の設置校、指導員増へ 藤枝市予算案

 藤枝市は2024年度、不登校傾向の児童生徒を支援する「登校支援教室」の設置校を増やす。実施済みの市内全10校の中学に加え、新たに小学校2校に指導員を1人ずつ配置し、子どもの実態に合わせて個別対応する。24年度当初予算案に、小中学校の指導員計12人の人件費など約2600万円を盛り込む。
 対象は児童数が多い青島小と高洲小。指導員は教員資格を持つ会計年度任用職員が務める。諸事情でクラスの学習や活動に参加できなかったり、欠席が長期化していたりする児童に対して、在籍する学級とは別の部屋で個に応じた指導や支援を通じて居場所を確保し、学級への復帰を含む自立に向けた場を整える。
 発達の課題や対人関係スキルの不足によって、集団生活になじめない児童生徒が全国的に年々増加している状況を受け、市は一人一人に適した支援が求められているとして事業の拡充を決めた。

いい茶0

藤枝市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞