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藤枝総合運動公園サッカー場、改修終了 藤色座席 選手間近に MYFC本拠地 27日、市民にお披露目

 藤枝市は25日、改修を終えたサッカーJ2藤枝MYFCの本拠地藤枝総合運動公園サッカー場のバックスタンドを報道陣に公開した。J2ライセンス基準を満たす施設が完成し、27日に開催するサッカーのまち100周年記念式典で市民に披露する。

完成したバックスタンドを公開する藤枝市の職員=同市の藤枝総合運動公園サッカー場
完成したバックスタンドを公開する藤枝市の職員=同市の藤枝総合運動公園サッカー場

 2022年度に工事に着手した。観客席は鉄筋コンクリートと一部鉄骨造りの平屋建てで約3千平方メートル。藤色の座席3860席、車いす4席、立ち見198人分の計4062席を設け、鉄骨造りの屋根も新設した。スタジアム全体の収容可能人数は1万人以上、座席数は8千席以上に達した。市によると、バックスタンドはピッチにいる選手との距離が近く、同クラブの選手からは「サポーターとの一体感を感じる」と好評だという。
 鉄筋コンクリート造りの防災備蓄倉庫も新たに設置した。大規模災害時に総合的な防災拠点となる同公園の防災機能の強化を図る。
 市スポーツ振興課の担当者は「全力を挙げて整備した。J1の切符をつかみ取ってほしい」と期待した。
 Jリーグは昨年、同クラブにJ1ライセンスを交付した。施設基準で例外規定を適用し、昇格実現後、スタジアムは5年以内に収容観客数1万5千人とするほか、練習施設は3年以内に基準を満たす整備に着工するという条件を付けた。
 (藤枝支局・青木功太)

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