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道の駅に段ボール製授乳室 藤枝 日本道路建設業協会が寄贈

 日本道路建設業協会は17日、段ボール製の簡易設置型授乳室を藤枝市岡部町の道の駅「宇津ノ谷峠上り」に寄贈した。同協会中部支部の両角勝夫幹事長が同所で北村正平市長と林隆宏駅長に贈呈書を手渡した。

日本道路建設業協会が寄贈した授乳室=藤枝市岡部町の道の駅「宇津ノ谷峠上り」
日本道路建設業協会が寄贈した授乳室=藤枝市岡部町の道の駅「宇津ノ谷峠上り」

 授乳室は幅と高さ約2メートル、奥行き約1メートルで、厚みのある強化段ボールを使用。室内には授乳チェアを備え付けた。防犯面を考慮し、スライド式で内側に鍵が付いた扉のほか、施錠の有無で在室状態が分かる仕掛けを施した。休憩情報施設に設置している。
 同駅にはトイレにベビーベッド、敷地内におむつを購入できる自動販売機がある。授乳室が設置されたことで、子育て応援施設が充足された。贈呈式には両角幹事長と北村市長、林駅長のほか、道の駅を市と共同で運営管理する国土交通省静岡国道事務所の柳野和也所長が出席した。両角幹事長は「子育てママのお出かけ時の授乳の悩みが緩和してくれたら」と述べた。
 同協会は子育て支援の一環で、全国道の駅連絡会と連携し、授乳室が整備されていない道の駅を優先して9月から寄贈を始めた。施錠できる扉がないなど防犯対策を不安視する利用者の声が寄せられ、改良した。
 (藤枝支局・青木功太)

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