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富士宮の北山用水 世界かんがい遺産登録祝い標柱建立 通行者にアピール

 富士宮市の北山用水が世界かんがい施設遺産に登録されたことを祝い、地元組織「北山用水運営協力委員会」と市は9日、記念式典を同市の北山本門寺で行った。標柱が建立され、関係者が登録の喜びを分かち合った。

世界かんがい施設遺産登録を記念して建てられた標柱=富士宮市北山
世界かんがい施設遺産登録を記念して建てられた標柱=富士宮市北山

 標柱は用水を整備するきっかけとなった北山本門寺の南側に建てられた。用水が脇を流れ、通行者に存在をアピールする。協力委の石川雅洋会長(73)は「地域の宝が世界の宝になった。維持管理に一層励み、後世に引き継ぐ」と話した。
 北山用水は徳川家康が甲斐の武田家に攻め入った1582年、家康が勝利の礼にと、進軍時に泊まった北山本門寺の願いを聞き入れて整備したとされる。水路は全長約8キロで、芝川を水源に北山、山宮両地区の農業や生活用水として今も使われている。11月4日にインドで開かれた国際かんがい排水委員会(ICID)理事会で登録が決まった。

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