テーマ : 富士市

富士市と岩手県雫石町 連携強化友好都市10年、首長対談 民間交流も期待

 富士市と友好都市の岩手県雫石町の提携10周年に合わせた首長対談が31日、富士市役所で行われ、災害時支援や少年交流など連携事業の継続と強化を確認した。

連携の強化を確認した小長井市長(右)と猿子町長=富士市役所
連携の強化を確認した小長井市長(右)と猿子町長=富士市役所

 災害時支援は、相互応援に関する協定に基づき、必要な事態に迅速な協力体制を築く。少年交流は子供の健全育成に向けた相互訪問を今後も続ける。富士市が普及に力を入れる新素材セルロースナノファイバー(CNF)を通じた協力の可能性も探る。
 交流は、1971年に雫石上空で発生した民間航空機と自衛隊機の衝突事故がきっかけ。富士市民125人が犠牲になった事故の慰霊が市町交流に発展し、2013年に友好都市になった。
 小長井義正市長は、事故を風化させない決意を語り「行政主導だけでない民間交流が着実に出てきている」と今後の発展に期待を示した。猿子恵久町長は「交流を子供や若者に継承し、さらにつながりを広げていってほしい」と話した。
 10周年を記念し、それぞれの道の駅で関連企画を実施する。富士市では富士川楽座で7~21日にパネル展、11~13日に雫石の特産品販売がある。

いい茶0

富士市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞