テーマ : 長泉町

東部DI 1年ぶりプラス 7~9月期 非製造業が大幅改善

 スルガ銀行系シンクタンクの企業経営研究所(長泉町)が10日までにまとめた県東部にある企業の7~9月期業況判断指数(DI)は7・2で、1年ぶりにプラス水準になった。製造業、非製造業とも改善し、前期(4~6月期)より18・6ポイント上昇した。

県東部にある企業の業況DI
県東部にある企業の業況DI

 業況DIは3四半期連続で悪化していたが、1年ぶりに改善した。行動制限のない夏の観光シーズンを迎え、人流が回復。観光業や小売り・サービス業を中心に、非製造業の業況DIが前期のマイナス17・6からプラス10・9と大幅に上向いた。製造業の業況DIもマイナス2・4からプラス2・1に好転した。ただ、部品や原材料不足が解消に向かう一方で、輸入型のメーカーでは長期化する円安が利益を圧迫し、製造業の景況感はまだら模様になっているという。
 10~12月期の予想業況DIは15・5と、さらなる景気回復が期待されている。
 調査は8~9月にアンケート形式で実施し、222社から回答を得た。
 (東部総局・杉山諭)

いい茶0

長泉町の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞