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ヴァンジ美術館跡地利用 「民間活力 最大限に」 静岡県議会

 村松毅彦スポーツ・文化観光部長は、県に無償譲渡が提案されているヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)の跡地利用について、「民間活力を最大限取り入れた施設になるよう検討する」と述べた。杉山氏への答弁。
 県は、跡地を東部・伊豆地域の文化振興の拠点に位置付け、県や県東部の市町、民間の文化・観光施設、教育機関からなるネットワーク組織を設立する方針を示している。県議会第2会派ふじのくに県民クラブは譲渡後の施設の公設公営に反対し、コンセプトの明確化や民間活力の導入を求めている。
 村松部長は具体的な活用方法として、県立美術館の企画展や県舞台芸術センター(SPAC)の公演など県事業のサテライト開催をはじめ、子どもや障害者の芸術体験、静岡がんセンターの患者や家族の癒やしの場提供などを挙げた。「公共性の高い事業を検討しているが、民間の発想を取り込むことも重要」と述べた。
 コンセプトの明確化や運営方法の選定に当たっては、有識者や民間へのヒアリングを実施し、先進事例調査などの結果を踏まえて利活用計画を策定する意向も示した。

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