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記者コラム「清流」 確認体制の構築を

 長泉町は、多額の支払い遅延と課税誤りの不適切な事務処理が本年度に入って発覚したことを発表した。なぜ防げなかったのか。
 支払い遅延は担当者が上司の決裁を受けないまま、町営住宅などの修繕工事を発注した上、事務処理を放置。工事を受けた業者から、町に問い合わせがあり発覚した。課税誤りは担当者が本来適応すべき減額補正をせずに、処理を行った。別の担当者が固定資産税システムの土地に関する異動処理を行った際に、減額補正が適用されていないことに気付いた。
 処理はいずれもヒューマンエラーだ。上司や同僚など別の人が確認をする、目を通すだけで防ぐことができたはず。人が関わると少なからずミスは起こる。再発を防ぐため、町は複層的に確認する体制の構築を急ぐ必要がある。
 (東部総局・天羽桜子)

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