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長泉の世界かんがい施設遺産 本宿用水の歴史 パネルで回顧

 江戸時代初期に完成した長泉町の本宿用水が「世界かんがい施設遺産」に登録されたことを受け、ながいずみ観光交流協会は27日まで、本宿用水のパネル展を同町のコミュニティながいずみで開催している。用水を管理する共有財産管理委員会が登録のためにまとめた資料や、建設時の写真など貴重な資料が並ぶ。

「世界かんがい施設遺産」の登録を受けた本宿用水のパネル展=長泉町のコミュニティながいずみ
「世界かんがい施設遺産」の登録を受けた本宿用水のパネル展=長泉町のコミュニティながいずみ

 16世紀まで本宿村は稲作ができない貧困地域で、村は領主の天野三郎兵衛康景から用水を掘る許可を受け、1603年に完成させた。パネル展では同遺産登録を受けた日本各地の施設や町内の用水の写真、江戸時代初期の本宿村の地図、黄瀬川と本宿の地表の高低差を示したグラフなどを紹介する。同協会の佐久間千佳さん(34)は「当時の工事の大変さと無駄のなさがわかる貴重な資料がそろっている」と話した。

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