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電柱倒れ給食センター停電 産廃業者事故 長泉の小中5校に提供できず

 長泉町学校給食センター内の電柱が物損事故で倒され、停電により調理や洗浄ができない状態となっていることが9日、関係者への取材で明らかになった。給食開始予定の11日までの復旧は間に合わず、再開のめども立っていない。センターは、毎日必要な町立小中学校全5校の約4300食分は当面用意できないとして、対応を検討している。

倒れた電柱の跡。ケーブルが地面からむき出しになっている=9日午後1時ごろ、長泉町南一色
倒れた電柱の跡。ケーブルが地面からむき出しになっている=9日午後1時ごろ、長泉町南一色
電柱が倒れて、ゆがんだとみられる学校給食センターのフェンス=9日午後1時ごろ、長泉町南一色
電柱が倒れて、ゆがんだとみられる学校給食センターのフェンス=9日午後1時ごろ、長泉町南一色
倒れた電柱の跡。ケーブルが地面からむき出しになっている=9日午後1時ごろ、長泉町南一色
電柱が倒れて、ゆがんだとみられる学校給食センターのフェンス=9日午後1時ごろ、長泉町南一色

 破損したのは電線と電柱の高圧ケーブルなど。町教委によると、電力会社は能登半島地震の被災地復旧を優先しているとして、調達時期は見通せない。11、12の両日は発注済みの米飯と牛乳のみを提供。保護者にはおかずと米飯用の容器と箸を持参するよう伝えた。
 事故は5日午後3時45分ごろに発生。センターがある長泉一色工業団地(南一色)内の路上で、町内の産業廃棄物処理業者の男性がクレーン付きトラック(ユニック車)のクレーンを上げたまま走行したところ電線を引っかけて切断し、弾みで電柱が倒れた。
 事故を起こした事業所の男性社長は取材に対し、「こんなに影響が出るとは思っていなかった。みなさんに迷惑をかけて申し訳なく思っている」と述べた。
 町教委と学校給食センターは週明けの15日以降、各家庭に弁当を用意してもらうことを含め検討中として、「早期に復旧させたい」としている。

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