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戦没者の遺骨収集 様子伝える写真展 富士市役所

 富士市戦没者遺族会は16日、「いのちの写真パネル展」を市役所2階ロビーで始めた。太平洋戦争などで亡くなった人々の遺骨が収集される様子を収めた写真が展示されている。20日まで。

遺骨収集の様子を紹介するパネル=富士市役所
遺骨収集の様子を紹介するパネル=富士市役所

 硫黄島やガダルカナル島など日本軍の戦場を中心に、慰霊式典や遺骨収集作業の写真が並ぶ。弾丸で穴が開いた頭蓋骨は闘いの壮絶さを示し、収集に協力する現地の住民の悲しげな表情からは、戦火に巻き込まれた一般市民を思う気持ちが伝わってくる。
 パネルは、国の戦没者遺骨収集事業に参加した遺族から写真を集めた鈴木基之さん(85)から提供を受けた。鈴木さんは「戦争のせいで生きたくても生きられなかった命があることに思いを寄せてほしい」と話した。

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