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滝行、写経…長泉・愛鷹山水神社で修行体験 静のひととき、心整う【自然 あそび 非日常㊦】

 感覚を研ぎ澄まし、自身の内側に意識を向ける-。緑に囲まれた長泉町元長窪の愛鷹山水神社(すいじんしゃ)。滝行と瞑想(めいそう)、写経の修行体験ができると聞き、門をたたいた。

白装束に身を包み、滝行に臨む記者=長泉町の愛鷹山水神社(撮影=東部総局・山川侑哉)
白装束に身を包み、滝行に臨む記者=長泉町の愛鷹山水神社(撮影=東部総局・山川侑哉)
写経に臨む記者(手前)。静かに心を整えた=長泉町の愛鷹山水神社(撮影=東部総局・山川侑哉)
写経に臨む記者(手前)。静かに心を整えた=長泉町の愛鷹山水神社(撮影=東部総局・山川侑哉)
長泉・愛鷹山水神社
長泉・愛鷹山水神社
白装束に身を包み、滝行に臨む記者=長泉町の愛鷹山水神社(撮影=東部総局・山川侑哉)
写経に臨む記者(手前)。静かに心を整えた=長泉町の愛鷹山水神社(撮影=東部総局・山川侑哉)
長泉・愛鷹山水神社

 身を清めるため、白装束に着替え滝つぼへ。気温16度、水温12度。「すぐにでも逃げ出したい」。滝の水圧と寒さに耐え、経を唱えながら1分ほど浴び続けた。
 次は瞑想(めいそう)。正しい座り方を学び、軽く目を閉じる。呼吸に集中することで、頭の中を駆け巡る雑念や日常のストレスが消えていくように感じた。
 最後は写経。静寂の中、経典の手本を毛筆で書き写す。「心の乱れは文字に表れる」と丸茂玄昌住職(59)。一切の迷いを断ち、無心になれた。
 修行は、普段自分に向き合う時間がなかったことに気づかせてくれた。一歩離れたところから物事を冷静に見つめる。日常に戻ってもそんな感覚を持ち続けられそうだ。

 <メモ>愛鷹山中の桃沢川源流に位置する。滝行と瞑想、写経に唱題行(しょうだいぎょう)を加えて、一連の修行を体験することもできる。体験は3~5時間。体験料は1人各修行2000円。要予約。長泉町元長窪1。

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