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流域要望「しっかり対応」 JR社長、回答は調整中と説明【大井川とリニア】

 JR東海の金子慎社長は8日の定例記者会見で、リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、流域10市町の首長が3月20日に提出した同社に対する要望書への回答について「いただいた意見はもっともだ。しっかりと対応したい」と述べた。
 要望書は流域住民の理解を得ての着工を求めている。牧之原市の杉本基久雄市長は4月6日の定例記者会見で回答が保留されていることに不快感を示していた。金子社長は時期は決まっていないが、文書や対面など具体的な回答方法を調整している最中だと説明した。
 大井川の水問題などを議論している国土交通省専門家会議を巡り、県が3月末、議論の内容や対応が不十分だと指摘する文書を同省に送付していることには「国の方で答えを出すと思っている」とした。専門家会議が設置された経緯や県有識者会議からも委員が参加していることを踏まえ、専門家会議で「(県が)納得がいくような答えが出ることが私たちの望むところだ」と強調した。

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