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はしご車更新、新救急車もお披露目 富士市消防本部 

 富士市消防本部は30日、新車両の納車式を消防防災庁舎で開き、20年ぶりに更新するはしご車と最新の資機材を備えた救急車をお披露目した。

20年ぶりに更新した先端屈折はしご付き消防車=富士市の消防防災庁舎
20年ぶりに更新した先端屈折はしご付き消防車=富士市の消防防災庁舎

 はしご付き消防車は、地上の隊員が上部の状況を確認できるタブレット連動のカメラを備える他、複数の要救助者がいる場合に同じ箇所への移動を繰り返すことができる機能が付いた。35メートルのはしごは、隊員が乗る先端部分を目標箇所に向けて曲げることができる。
 救急車は県内初導入となる電動ストレッチャーを搭載した。寝台の昇降や車内への収容が1人の操作ででき、別の隊員が安全管理などの業務に専念できる。後部ドアにはLEDで文字情報を伝える掲示板を設け「処置中」「安静搬送中」など状況を市民に知らせて活動の円滑化を図る。
 清勇夫消防長は隊員を前に「活動が困難な現場で新車両を生かすため、訓練を通じて的確な技能を習得することが求められる」と訓示した。

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