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刺しゅう作品500点 八谷さんの集大成 富士「樹林の会」40年

 富士市で刺しゅうグループ「樹林の会」を40年にわたって主宰してきた八谷美津子さんの集大成となる展示(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同市松岡の自宅を使った民家ギャラリーで始まった。草花や動物を題材に、刺しゅうの楽しさが伝わる約500点がそろう。

八谷さんの長年にわたる刺しゅう作品がそろう展示=富士市松岡
八谷さんの長年にわたる刺しゅう作品がそろう展示=富士市松岡

 八谷さんは小学生の頃から独学で刺しゅうを始めた。40歳の頃に愛好家グループをつくり、これまでに200人近くを指導してきた。80歳を過ぎて疲れを感じることが増え、5月のグループ展で活動を終えた。
 今回の展示は手元に残った新旧の作品をお披露目し、一部を除いて販売する。東京五輪に向けて教室生と共作した富士山のタペストリーをはじめ、一針一針に愛情を込めて絵柄を表現した衣類やバッグ、クッションなどが並ぶ。八谷さんは「多くの人たちに教えられたことは幸せ。作品からも技法は伝わると思うので、興味のある人にぜひ見に来てほしい」と話す。
 展示販売は11月25日まで。水、金曜を除く午前9時から午後4時。販売の売り上げは社会貢献のために寄付する予定という。問い合わせは八谷さん<電0545(61)0094>へ。

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