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非常ブザー設置 市所有バスに11月中 牧之原・園児置き去り死亡事件受け

 牧之原市の杉本基久雄市長は28日の定例記者会見で、9月に市内の認定こども園「川崎幼稚園」で送迎バスに女児が置き去りにされ死亡した事件を受け、安全対策として市が所有するバスに非常用ブザーを11月中に設置する方針を示した。

ブザーの試作品を手に安全対策について説明する杉本基久雄牧之原市長=28日午後、市役所榛原庁舎
ブザーの試作品を手に安全対策について説明する杉本基久雄牧之原市長=28日午後、市役所榛原庁舎

 ブザーは保育施設の遠足などで使用されるバス4台に導入する。送迎バスを所有する市内の民間幼稚園なども対象で、現在までに1法人から設置希望を受けているという。杉本市長は「国の対策に先行して1日でも早く設置したい」と話した。
 会見では川崎幼稚園を運営する学校法人榛原学園に対し、改善勧告で示した見直し項目のうち、28日が期限となっていた3項目について報告を受けたことを明らかにした。11月には市内の教育、保育施設の職員を対象に安全管理研修会を行うことも発表した。

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