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長泉町 企業誘致へ新たな支援制度 埋蔵文化財調査費など補助

 長泉町の池田修町長は26日の定例記者会見で、企業誘致へ新たな支援制度を創設すると発表した。町が誘致を進める新東名高速道の長泉沼津インターチェンジ(IC)や県立静岡がんセンター周辺は文化財が出土しやすい土地で、埋蔵文化財の発掘調査費などを補助する。
 既存の「地域産業立地事業費補助金」の対象企業に上乗せする。埋蔵文化財の本調査費を補助する制度は県内初という。このほか従業員数や年齢(40歳未満)、土地と建物の固定資産税相当額に応じた補助制度も新設する。予算規模は今後詰める。
 町はがんセンターや長泉沼津IC近くの工業団地周辺への企業誘致を進めている。ただ、市街化調整区域、農業振興地域内の農用地など開発条件が厳しいこともあり、企業の負担が課題になっていた。埋蔵文化財の試掘費用はこれまで町が負担していた。
 池田町長は「調査は時間がかかり企業にとってリスクが大きかった。補助により少しでもハードルを下げたい」とした。

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