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テーマ : 焼津市

宿泊、サウナ、仮想漁業も テレワーク拠点施設「焼津PORTERS」、楽しむコンテンツ拡充

 焼津市の焼津内港(旧港エリア)のテレワーク拠点施設「焼津PORTERS」は2024年度、機能を充実させる。宿泊できる7部屋やサウナがオープンするほか、インターネット上の仮想空間で漁業が体験できるブースを新設し、施設に足を運びたくなるようなコンテンツをそろえていく。

5月開業を目指し工事中の宿泊部屋が入る区画=焼津市中港の焼津PORTERS
5月開業を目指し工事中の宿泊部屋が入る区画=焼津市中港の焼津PORTERS

 部屋は2人の宿泊を想定している。大学や専門学校、企業が部屋のデザインを担う。サウナは市内の水産会社が主体となって展開し、同社が手がける魚料理も提供する予定。5月をめどとする開業に向けて、現在工事が進んでいる。
 仮想空間での漁業体験ブースは、昨年施設に入居した神奈川県内のIT企業が中心となって実施する。計画では、仮想空間上で漁船に乗船し、マグロやカツオといった魚を釣り上げ、競りで買い上げるまでを体験する。将来的には、買い上げた魚を実際に食べることができる仕組みの構築を目指す。
 コンテンツ作りには焼津水産高の生徒でつくる模擬会社「魚国」も参画する。同社で立ち上げる予定のEC(電子商取引)サイトに絡めることで、生徒たちの学びの場にもしたい構想。
 市の担当者は、「ここでしか味わえないコンテンツを提供することで、焼津PORTERSを交流拠点としての機能を強化していきたい」と語る。
 (焼津支局・福田雄一)

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