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テーマ : 焼津市

けん玉で集中力や達成感…世代超え好評 焼津地域おこし協力隊の鈴木さん、教室開設し2年目

 大みそかのNHK紅白歌合戦の企画「けん玉チャレンジ」に2年連続出場した焼津市地域おこし協力隊の鈴木銀次郎さん(30)の開設したけん玉教室が2年目を迎える。集中力を養えたり、達成感を味わえたりする効果に着目し、昨年3月に受講生3人で始めた。SNSを中心に評判が広がり、鈴木さんから教えを請おうと年長児から40代と幅広い世代が集まっている。

受講生にけん玉を教える鈴木さん(左)=焼津市の焼津公民館
受講生にけん玉を教える鈴木さん(左)=焼津市の焼津公民館


 教室は週1回、焼津公民館(同市)で行われている。昨年は月1回ペースで実施していたが、受講生の増加に伴い、今年から回数を増やした。
 今年3回目の講座となった19日は15人ほどが集まった。到着するとけん玉を取り出して、それぞれの課題に取り組む。鈴木さんは大技に何度も挑戦する子どもに、体の使い方や持ち方をアドバイスしていく。仲良しの子どもたちで輪を作ると、そこに飛び込んでいき、けん玉を使ったゲームを提案する。会場は終始、和やかな雰囲気に包まれていた。
 藤枝市の小学5年柏来芽さん(10)は昨春から通っている。元々好きだったけん玉をより上達したいと講座に参加している。この日は「灯台逆落とし」と呼ばれる大技に挑んだ。「技が達成したときに鳴る音が好き」と魅力を強調する。
 鈴木さんは「できるできないがはっきりしている競技。それだけにできた時の達成感が半端ない。けん玉の魅力をより多くの人に伝えたい」と語る。
 (焼津支局・福田雄一)

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