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テーマ : 焼津市

富士駅北口施設 期待する役割は 市民ら意見交換 地場産業PR方法提案

 JR富士駅北口に整備される公益施設の設計ワークショップがこのほど、富士市の交流プラザで行われ、公募の市民約40人が施設に期待する機能や役割について話し合った。

公益施設のイメージについて話し合う参加者=富士市の交流プラザ
公益施設のイメージについて話し合う参加者=富士市の交流プラザ


 基本設計を担当するマウントフジアーキテクツスタジオ(東京都)の原田真宏さん(焼津市出身)が、葛飾北斎の「富嶽(ふがく)三十六景駿州江尻」に着想を得たデザインについて説明した。紙のまちを思わせる軽やかな建築様式をはじめ、駅改札から商店街へと緩やかにつながる構造や、富士山を望むテラスなどの設備を解説した。
 グループワークでは、誰もが利用しやすい空間づくりや、富士をPRする工夫などについて意見を出した。「学生が学校帰りに立ち寄りたくなる場所に」「地場産業の紙を紹介するだけでなく、実際に触れてもらう仕掛けを」などと提案内容を発表した。
 今後は意見を参考にデザイン案を具体化する。施設は2028年度のオープンを予定している。
 (富士支局・宮城徹)

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