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テーマ : 焼津市

焼津漁港の将来像共有 デジタル化へ漁協が体験会

 焼津漁業協同組合はこのほど、焼津漁港のデジタル化導入に向けたヒアリング作業と体験会を同組合(焼津市)で行った。部署ごとに集まった職員は、デジタル化構想の説明を受けたり、東北地方の漁港で導入されているデジタル化技術に触れたりして、漁港の将来像について思いを共有した。

東北地方の漁港で導入されているデジタル技術に触れる職員たち=焼津市の焼津漁業協同組合
東北地方の漁港で導入されているデジタル技術に触れる職員たち=焼津市の焼津漁業協同組合

 ヒアリングはデジタル化計画の立案を担う漁港漁場漁村総合研究所(東京都)の担当者が行った。外港売り場を中心に働く職員が参加した回では、担当者は計量や競りにタブレット端末を導入し、データを電子管理することで、不正行為を防止する構想を示した。
 職員からはフォークリフトで魚を入れる箱を持ち上げると自動的に計量する方式について「作業効率が良くなる」という受け止めが出る一方で、さらなる不正行為防止策として、箱にICチップを埋め込んで管理すべきという意見も出た。
 東北地方などの漁港で導入しているデジタル技術の体験会も行われた。宮城県のシステム会社の担当者が、大船渡市(岩手県)の魚市場で取り入れている電子入札について説明した。
 参加者は実際に使用しているタブレット端末を操作して、水揚げから競り、買い受け人に魚を渡すまでの流れを体験した。このほか、大船渡市の魚市場で導入しているフォークリフトによる計量方法を動画で紹介した。
 (焼津支局・福田雄一)

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