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テーマ : 焼津市

能登被災地の中学生に図書カードを 焼津中央高の同好会、寄付集め贈呈へ

 焼津中央高(焼津市)のボランティア同好会の生徒が能登半島地震の被災地で集団避難している中学生に図書カードを贈る。2月に市内で募金活動を展開し、集まった約5万7000円でカード115枚を購入し、近く石川県能登町に届ける。

被災地に図書カードを贈る活動をした焼津中央高ボランティア同好会の内田部長(左)と南副部長=焼津市小土の同高
被災地に図書カードを贈る活動をした焼津中央高ボランティア同好会の内田部長(左)と南副部長=焼津市小土の同高

 同好会の生徒5人は2月19、20日に学校近くのスーパー「ヒバリヤ新鮮市場小土店」(同市小土)の入り口付近で、趣旨を記したボードを掲げて、寄付を呼びかけた。多くの来店客が賛同し、募金箱が硬貨や紙幣でびっしりになるほど集まった。副部長で2年の南侑里さん(17)は「市民の心の温かさを感じた」と語る。
 同好会の生徒たちは能登半島地震の発生から1週間ほどたって、募金活動を企画した。これまで展開してきた国内外の被災地向けの募金と異なり、今回は使途を明確化したいということから、当初書籍の送付を検討したが、町役場との協議の結果、図書カードの贈呈となった。
 部長で2年の内田明日美さん(17)は「カードを使って、それぞれの好みの本を読んで、少しでも明るい気分になってくれたら」と話した。

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