インドでの竹加工指導に決意 JICA派遣 松本さん(焼津出身)
国際協力機構(JICA)の海外協力隊員として今月下旬からインドに2年間派遣される焼津市出身の松本裕和さん(46)が11日、同市役所を訪れ、中野弘道市長に抱負を語った。
松本さんは市内外での会社勤務などを経て、34歳で大分県立竹工芸訓練センターに入校。以前から興味のあった竹工芸を2年間学んだ後、同県を拠点に竹細工作家として活動してきた。インドでは東部のトリプラ州森林局の持続的水源林管理事業公社に配属され、竹製品の付加価値商品の提案や技術指導などを担う。
松本さんはプラスチックごみの削減策として竹の有効活用を挙げ、「帰任後に焼津に貢献できれば」と述べた。中野市長は「一回りも二回りも大きくなってきてほしい」と激励した。