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テーマ : 富士宮市

富士正酒造 民事再生法申請 沓間水産の100%子会社に

 1866年創業の富士正酒造(富士宮市)は1日、民事再生法の適用を静岡地裁に申請した。負債総額は約4億円。県内外ですし店「沼津魚がし鮨」を運営する沓間水産(裾野市)の100%子会社となり、同社の支援下で事業継続と財務改善を図る予定。
 富士正酒造は1956年に合資会社として法人化し、日本酒の「富士正」「げんこつ」などが主力製品。2013年に富士宮市の「あさぎりフードパーク」に本社を移転して醸造所や自社店舗を運営していたが、設備投資の負担と新型コロナウイルス禍における売り上げの減少が響いた。22年9月期の売上高は1億3300万円。
 関係者によると、同社の全事業と従業員は来年3月に沓間水産の傘下で設立される「富士正酒造株式会社」に承継される予定。商取引債権は全額、裁判所の許可などを受けた上で通常弁済されるという。

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