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テーマ : 富士宮市

富士山を背にススキ草原「火入れ」 富士宮・朝霧高原、景観と植生を維持

 富士宮市根原地区の朝霧高原茅(かや)場で13日、恒例の火入れが行われた。景観保全と自然植生の復元を目的に、約52ヘクタールのススキの草原を焼いた。

富士山麓の景観保全を目的に実施した野焼き=富士宮市根原
富士山麓の景観保全を目的に実施した野焼き=富士宮市根原

 根原区民や市消防団員ら約140人が静岡・山梨県境地点から南に歩きながら火を付け、風向きに注意しつつ作業を進めた。参加者は葉の付いたヒノキの枝「ハギリ棒」や放水機材で飛び火や残り火を消して回った。炎にまかれたススキが「バチバチ」という音を響かせて燃え尽きると、辺り一面の景色が黒一色に変わった。
 同所のススキは文化財建造物の修復に用いられる。火入れは300年余りの歴史があるとされる。

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