「努力重ねる大切さ」伝える 清水エスパルス吉田選手 母校富士根南小を訪問
サッカーJ2清水エスパルスの吉田豊選手(33)=富士宮市出身=がこのほど、母校の富士根南小を訪ね、6年生189人に努力を重ねることの大切さを伝えた。
吉田選手は自身の小学校生活をサッカー漬けの6年間だったと振り返った。学校でも頭の中はサッカー一色で、友人が遊んでいる時間も自主練習を重ねたという。「努力すれば必ず夢がかなう保証はないけれど、努力しなければかなわない」と強調した。
プロ16年目のシーズンを迎え、今の目標は1年でも長く現役を続けることだと児童に明かした。学校生活のすべてに全力で取り組むことで可能性が広がるとエールも送った。
吉田選手は代表児童とのパス交換やリフティング対決にも応じ、交流を楽しんだ。将来の夢はサッカー選手という池上柚輝君(12)は吉田選手の柔らかなボールタッチに驚き「毎日ボールに触れば僕もできるようになるかな」と目を輝かせた。