道路愛護で大臣賞 富士宮「えんの会」 市長に報告
富士宮市内で道路清掃に取り組む市民団体「えんの会」は19日、市役所に須藤秀忠市長を訪ね、道路愛護活動で国土交通大臣表彰を受けたことを報告した。
えんの会は1944年生まれの市内在住者有志で2008年に結成した。県道414号を同市小泉から北上して山梨県境まで約30キロの道のりで年に11回、ごみを拾っている。現在は23人で構成し、延べ1645人が参加したという。会員は、毎回軽トラックの荷台がいっぱいになるほどの量のごみが回収されることを報告した。運転中にポイ捨てしたとみられるごみの中には酒の空き缶もあるといい、飲酒運転に懸念を示す会員もいた。
山田武司会長は「表彰を通過点にこれからも道路の美化に貢献したい」と話した。
同日は県知事褒賞を受けた芝川花そうの会と城山区花の会も須藤市長に活動を説明した。