今夏の患者増333人 コロナ下前同水準 富士山衛生センター
富士宮市は22日までに、富士山富士宮口8合目に開設した「富士山衛生センター」の診療実績をまとめた。今夏の患者数は333人(前年比152人増)で、新型コロナウイルスがまん延する前の2019年比107・4%と、コロナ下以前と同水準になった。
今夏は19、22の両年と同様に45日間開設した。高山病患者の割合が59・2%と22年と比較して11・5ポイント低下した一方で、外傷は7・8ポイント上がって15・0%だった。
市によると、その他(18・9%)に含まれる患者の中には低体温を訴えた人が多かったという。お盆前後は天候の不安定な日が続き、雨にぬれた多くの登山者が同センターを訪ねたとみられる。