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テーマ : 富士宮市

生分解性素材の漁具に興味津々 富士宮・大宮小 海洋プラごみ削減策学ぶ

 富士宮市の大宮小6年生79人は19日、同市在住の海洋ジャーナリスト永田雅一さんの講演を校内で聴講し、海に漂うプラスチックごみの現状と対策について理解を深めた。

生分解性プラスチックで作られた漁具を手に取る児童=富士宮市の大宮小
生分解性プラスチックで作られた漁具を手に取る児童=富士宮市の大宮小

 永田さんは、海洋プラスチックごみが世界で1億5000万トンあり、年間800万トンのペースで増え続けて2050年までには魚の量を超えるとのデータを示した。ごみ山と化したインドネシア・スマトラ島のビーチや、漁網に絡まったウミガメの写真も見せ、環境破壊の深刻さを訴えた。
 海洋ごみ削減に向けた取り組みとして永田さんは、漁具に生分解性プラスチックを取り入れる最新実験を紹介した。児童はトウモロコシなどが原料のロープやたこつぼを手に取り、「頑丈なのに分解できるんだ」などと感想を語り合った。
 講演会は駅前通りおかみさんの会が、地域恒例の十六市に参加してくれる6年生の卒業を祝い、毎年主催している。

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