富士山麓の暮らし紹介 富士宮・世界遺産センター、常設展一部変更
富士宮市の県富士山世界遺産センターは19日までに、常設展を一部変更した。富士山の恩恵を受ける麓の暮らしを紹介する。
3階の「受け継ぐ山」コーナーに、画像を立体的に見られる機械を設置した。赤色と青色の眼鏡を通して画像を見ると、1900年前後に撮影された富士登山の様子などが3Dで楽しめる。
富士山の湧水を生かし現代にも息づく産業も取り上げ、茶業や製紙業、養鱒業の写真を展示した。
同センターの井上卓哉准教授(民俗学・文化人類学)は「明治から昭和初期にかけて人々が富士山をどう見ていたのか紹介する」と話した。