茶かす堆肥の落花生 富岳館高生が収穫 牛ふんと生育比較 富士宮
富士宮市の富岳館高生物生命系列3年生の特産物研究班7人が25日、茶かす堆肥で育てた落花生の収穫に取り組んだ。牛ふん堆肥で育てた株との生育状態の違いを調べる。
生徒による試験栽培は、大粒品種の落花生「おおまさり」を同市外神にあるJAふじ伊豆の畑で育てた。同市のアサヒ飲料富士山工場の製造過程で生じた茶かすを使用した堆肥をまいて成長を観察。同じ畑の別区画では牛ふん堆肥をまき、同じ条件で育ててきた。
生徒は収穫した落花生を学校に持ち帰り、量や見た目を比較する。桐山茉海さん(18)は「堆肥に含まれる成分の違いが成長にどのように作用したか考えたい」と話した。
(富士宮支局・国本啓志郎)