富士宮駅伝 駒沢大3大会ぶりV 184チームたすきつなぐ/地元警察ランナーも出場
第74回富士宮駅伝競走大会(富士宮市、市教委、NPO法人市スポーツ協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、市内で開催された。駒沢大が3大会ぶり2回目の総合優勝を飾った。
職場の同好会から中高生といった幅広い世代の計184チームが市内を駆け抜けた。コースは市役所を発着点に市街地を抜けて市北部の白糸ノ滝で折り返す全6区間32・7キロ。高低差370メートルと、坂道の攻略が鍵になった。
駒沢大は序盤から2位を保って好機をうかがった。最終6区の唐沢拓海選手が区間新記録の力走で神奈川大Bを抜き、最初にゴールテープを切った。
各部門の成績は次の通り。
一般 (1)駒沢大(2)神奈川大B(3)神奈川大A(4)法政大(5)御殿場・滝ケ原自衛隊(6)KeisoProject▽高校 (1)浜松日体A(2)浜松開誠館(3)御殿場西▽中学 (1)御殿場富岡・市立沼津合同(大会新)(2)富士根南(3)上野A▽女子 (1)日大三島高(2)関西外大(3)東京農大
警察官ランナー、ヘルメットかぶり着用啓発
自転車用ヘルメットをかぶって走る富士宮署員=富士宮市東町
富士宮署警察官のチームは、自転車用ヘルメットをかぶって富士宮路を駆け抜け、着用の啓発を図った。
観客が集まる6区で白いヘルメットをかぶり、沿道の市民らの目を引いた。岡本憲伍巡査(21)はヘルメットに気づいた人の声が聞こえたといい、「関心を持ってもらい、着用につながったらうれしい」と話した。
昨年4月の道交法改正によってヘルメット着用が努力義務化され、同署は高校生らと連携して啓発に取り組んでいる。