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テーマ : 富士宮市

白鳥さん(富士宮東小5)ジュニアの部優勝 吉野弘氏の詩 情緒豊かに 富士で朗読コンクール決勝

 富士市で晩年を過ごした詩人吉野弘氏を語り継ぐ「第6回吉野弘のこころを詠む朗読コンクール」(市主催)の決勝大会が20日、同市のロゼシアターで開かれた。ジュニア、学生、一般の3部門に事前審査を通過した32人が臨み、情緒豊かに吉野氏の詩を朗読した。

対話をイメージして詩を朗読した白鳥さん=富士市のロゼシアター
対話をイメージして詩を朗読した白鳥さん=富士市のロゼシアター

 ジュニアの部では、富士宮市立東小5年の白鳥心華さんが、幼い子どもと老人による対話をイメージし声を使い分けながら「火の子」を読み、優勝を果たした。学生の部を制した青山学院横浜英和高3年の横山愛唯さんは吉野氏の代表作「虹の足」を軽やかに暗唱。「情景を思い浮かべながらも自然体で話すことを意識した」という。一般の部では横浜市の鈴木真也子さん(64)が、父から娘に語りかける「奈々子に」を温かな口調で披露して頂点に立った。
 吉野氏の長女、久保田奈々子さんも来場し「詩を読もうと決めた時から、その詩はあなたのものになる。これからも自分なりの表現を追求して」と参加者に呼びかけた。

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