プリン愛あふれ 熱気 富士宮で初まつり 食べ比べ堪能
富士宮市内の２０店自慢のプリンが一堂に会する初企画「ふじのみやプリンまつり」が２５日、同市の富士山本宮浅間大社境内の神田川ふれあい広場で開かれた。プリンを一つでも多く手に入れようと静岡県内外から多くの来場者が詰めかけ、長蛇の列を作った。雨の中、会場はプリンを愛する人の熱気に包まれた。
市内産の卵か牛乳を使うことを条件に、むかしながらの焼きプリンから、牛乳のうまみを強調したなめらかな一品やチョコレート味など、各店の特徴が現れたプリンが集まった。
当初用意した約５千個は１時間程度で完売。実店舗から商品を補充しても瞬く間に売り切れる盛況ぶりだった。沼津市の会社員渡辺大介さん（４５）は仕事仲間と家族計１７人で手分けして各店に並び、ほぼ全種類を手に入れた。「この日のために甘いものを１週間我慢した」と言い、“戦利品”をテーブルいっぱいに並べて食べ比べを堪能した。
富士宮市は日本一の鶏卵産出額と県内一の牛乳生産量を誇る。卵と牛乳のＰＲ活動の第１弾企画としてプリンまつりを開催した。市菓子工業組合の佐野伸一組合長（５６）は「雨にもかかわらず想像以上に人が集まった。世間のプリン愛に一層応えていきたい」と、次回開催に意欲を見せた。
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