他人にされて嫌なこと議論 7県ガールスカウト 富士宮で研修
東海・北陸地方7県のガールスカウトの研修会が7~9日の3日間の日程で富士宮市の県朝霧野外活動センターで開かれている。8日は中高生年代と指導者計75人が他人にされて嫌なことを話し合った。
参加者は4、5人のグループに分かれ、学校や家庭、職場での経験を紙に書いた。スマートフォンの画面を不意にのぞかれて見られたくないものを知られた経験や所持品を勝手に使われるなど、個人的領域に踏み込まれるつらさを分かち合った。容姿をからかう言動がいけないことにも共感が広がった。
嫌な気持ちになったときの対処方法も話し合った。家族ら信頼できる人に相談するほか、甘い物を食べたり「推し活」に没頭したりと、気分転換する方法も共有した。
講師の助産師渡辺安衣子さんは生理など女性の悩みについて、母と子で考え方が違うことがあると指摘した。親子で一緒に病院に相談することも紹介した。
研修は毎年各県持ち回りで開催している。参加者は富士山麓から星空を観察するなどのプログラムを通して親睦を深めた。