車いすスポーツ 挑戦 焼津で体験会 パラ選手指導 バスケットとソフトボール、小中高生50人
焼津市保福島の市総合体育館でこのほど、車いすバスケットボールと車いすソフトボールの体験会(日本生命静岡支社主催)が開かれた。小学生から高校生計約50人が、東京パラリンピック女子車いすバスケットボール日本代表の北間優衣選手らの指導を受けながら、実際に車いすに乗ってバスケットボールの試合やソフトボールの打撃、走塁を体験した。
車いすバスケットボールの体験コーナーで、参加者は北間選手から車いすの操作方法を学んだ後に、シュートの練習で汗を流した。試合形式のゲームでは、県車椅子バスケットボールクラブの選手も加わり、操作に悪戦苦闘しながら、実践で競技内容に触れた。
車いすソフトボールでは、浜松市を拠点に活動するチーム「静岡REX」のメンバーが講師となり、競技用車いすの操作方法を教わったり、車いすに乗った状態でティーバッティングに挑戦したりして、競技を楽しんだ。
北間選手の講演会も行われ、車いすに3歳から乗り始めてから、競技と出合うまでのエピソードを披露し、挑戦する気持ちの重要性を説いた。
県と日本生命の包括連携協定に基づくとともに、官民連携組織「ふじのくにパラスポーツ推進コンソーシアム」認証事業として実施された。
(焼津支局・福田雄一)