木版画の味わい 感じて SBS学苑パルシェ校 受講生が静岡市葵区で作品展
SBS学苑パルシェ校(静岡市葵区)の木版画クラス受講生の作品を紹介する「静岡版画クラブ展」が31日、同市役所市民ギャラリーで始まった。11月5日まで。
受講生9人と講師の伊東槃特さんが風景画を中心に38点を出展した。砂丘の風紋の流れを緻密に表現した縦85センチ、横40センチの作品や、岐阜県白川村にある白川郷の冬の朝、夕焼け、夜の様子を同じ木版で色を変えて描き分けた作品などが並び、来場者の目を楽しませている。
見る人が癒やしを感じる版画作りを目指す受講生の大久保勇さん(79)=焼津市=は「作品テーマに込めた作家のメッセージや木版画の味わいを少しでも感じてもらえたらうれしい」と制作者の思いを語った。