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テーマ : 富士宮市

音止の滝、富士山と待望の共演 新展望場完成 富士宮「白糸ノ滝」隣接

 富士宮市は世界遺産富士山の構成資産「白糸ノ滝」に隣接する「音止の滝」に展望場を整備し、13日に一般開放した。長年の課題とされてきた、滝と富士山を一目で楽しめる環境が整備された。

新展望場から音止の滝と富士山(右上)の眺望を楽しむ観光客ら=富士宮市上井出
新展望場から音止の滝と富士山(右上)の眺望を楽しむ観光客ら=富士宮市上井出


 新展望場は滝から下流に100メートルほど離れた公有地に建設した。鉄骨造りで高さは3・6メートル。足場の延べ床面積は約40平方メートルあり、約70人が同時に上れる。地上から高さ5メートル以上の視点を確保したことで滝の全貌が見渡せ、天候が良ければ、滝右側の林の奥から富士山の山頂部分が望める。市は今後、林を除去して霊峰の眺望をさらに改善するという。
 音止の滝の展望場は元々、滝つぼ横と新展望場脇の2カ所にあった。草木が視界を遮ったり安全性に懸念があったりと、関係者からは新設を求める声が上がっていた。
 お披露目式が行われ、関係者がテープカットして完成を祝った。県内外からの観光客が続々と展望場に上り、滝と富士山の共演を撮影して景色を満喫した。
 (富士宮支局・国本啓志郎)

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