焼津水産高生が「浜通り」歴史学ぶ
焼津水産高(焼津市)の生徒がこのほど、焼津の水産業発祥の地「浜通り」の歴史を学ぶ実習を行った。同市の観光ボランティアガイド「やいづ観光案内人の会」の会員の案内で、通り沿いの神社や寺院、建物などを巡った。
同校の流通情報科2年生約20人が参加し、漁師の信仰を集めてきた船玉浦神社、晩年に浜通りを訪れた作家小泉八雲ゆかりの場所などを見て回った。ポイントごとにガイドが写真を用いながら、海水を川へ流すために設けた通路や家屋を海水流入から防ぐための「堰板(せきいた)」といった浸水被害を防ぐための工夫を中心に説明した。
生徒たちはあらかじめ配られた浜通りに関する質問用紙に、ガイドから聞いた案内内容を書き込むことで、「さかなのまち」の魅力を学んだ。