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テーマ : 富士宮市

野菜“マシマシ” 調理法を伝授 静岡で講演会

 静岡県民の健康寿命を延ばすため野菜摂取量の増加を促す「野菜マシマシプロジェクト」を推進する県はこのほど、専門家が野菜の調理法や選び方のこつを紹介する講演会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。約100人が参加した。

野菜をたくさん食事に取り入れるこつを紹介する天野さん=静岡市駿河区のグランシップ
野菜をたくさん食事に取り入れるこつを紹介する天野さん=静岡市駿河区のグランシップ

 野菜や果物の専門知識を社会に伝える「野菜ソムリエプロ」の天野友江さん(50)=富士宮市=は野菜をより多く食事に取り入れる方法として、キノコを刻んでいろいろな料理に入れたり、トマトをつぶしてソースにしたりする具体例を示した。ピーマンを丸ごと使った肉詰めのレシピも発表。「静岡県は生産品目数が多く、新鮮な品を手に入れやすい。食べなければもったいない」と呼びかけた。
 学校給食甲子園で優秀賞の受賞経験がある静岡北特別支援学校栄養教諭の滝浪永梨さん(29)は、学校給食での工夫として野菜の実物展示や地場産品の活用などの取り組みを紹介した。このほか、体調に合わせた「おすすめ野菜」を当てるクイズも行われた。
 本県は全国に比べて脳卒中など脳血管疾患による死者が多く、課題となっている。主な原因となる高血圧の予防には、野菜の摂取によるナトリウム(食塩)排出が有効とされる。一方、昨年度の県民健康基礎調査では、本県男女の野菜摂取量は厚生労働省が示す目標値の1日当たり350グラムを下回っている。

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