特支生らの作品ズラリ 静岡で9月10日まで
静岡県文化財団と県が主催する作品展「グランシップ 誰もがワンダフルアート」が26日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。県内の特別支援学校の児童生徒と富士宮市の現代美術家・演奏家白砂勝敏さんが、絵や書、廃材を使った楽器など計約600点を出展した。9月10日まで。
児童生徒の作品は県内32校から寄せられた。自画像や太陽に照らされた校舎の写真、クラス目標の「挑戦」という文字の書など、個性豊かな作品を展示。金魚を切り絵で表現し、大きな画用紙に貼り付けて泳ぐ姿を表現した生徒の合同作など、個性豊かな作品が来場者の目を引いている。
白砂さんのコーナーには鉄の容器をリメークして作った打楽器やシカの角を使った楽器、腐りかけの木の形や模様を生かした彫刻など、廃材を活用したユニークな作品が並んでいる。試演できる楽器もあり、来場者が実際に演奏して楽しむ様子も見られた。初日は白砂さんによる解説ツアーもあり、来場者の質問に答えながら作品に込めた思いや作られた経緯を紹介した。
9月3日には白砂さんの自作楽器を使ったソロライブも開催予定。問い合わせはグランシップチケットセンター <電054(289)9000>へ。