「防災の日」東部各地で訓練 手順確認 富士宮 本部で情報の整理
「防災の日」の1日、県東部の各地で訓練が行われた。参加者は地域で想定される地震被害などを念頭に、対応の手順を確認した。
富士宮市は市役所で災害対策本部の運営手順を確認した。
訓練は市内で震度6強が観測され、地震発生から3時間後に本部を開設した。市各部の幹部は被害に関する報告を集約し、庁舎外で活動する職員に指示を出した。橋の崩落のような被害状況報告や救助要請が寄せられる中、優先順位や対応部署の選定などを進めた。
長谷川和彦危機管理監は「災害現場に出られる職員の数が限られる。人員配置を柔軟に対応できるように考えていく必要がある」と話した。
市が昨年度導入した遠隔映像共有システムのデモ運用も行い、市役所上空を飛ぶドローンの映像を本部会議室に中継した。