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「蓮」映える巨大絵画完成 書家吉永さん、字入れ豪快 藤枝特支焼津分校生、焼津水産高で展示へ

 焼津市の藤枝特別支援学校焼津分校の美術部生徒が巨大絵画を制作した。書家の吉永益美さん(藤枝市)が27日、分校に隣接する焼津水産高を訪れ、絵からイメージした「蓮」の一文字を書き入れて完成した。11月11日に開かれる焼津水産高の文化祭で展示する。

生徒たちが見守る中で文字を書く吉永さん(手前)=焼津市の焼津水産高
生徒たちが見守る中で文字を書く吉永さん(手前)=焼津市の焼津水産高

 作品は美術部生徒16人が夏休みに1週間をかけて、縦3メートル、横4メートルの和紙に「睡蓮」をテーマに描いた。色合いを変えたり、遠近法を使ったりして、ピンクの花が咲き誇る様子を表現した。
 吉永さんは生徒たちが見守る中で、作品をじっと見つめた後に、中央の余白部分に太い筆で体を激しく動かしながら、力強い文字を書き上げた。生徒からは「迫力あるパフォーマンスに感動した」との声が上がった。吉永さんは「とても美しいスイレン」と作品を絶賛した。
 同分校では7年前から吉永さんを講師に招いて特別授業を行っている。
 (焼津支局・福田雄一)

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