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自動運転バス、区間延伸検討へ 三島、裾野、長泉、清水 2市2町首長が座談会

 三島、裾野、長泉、清水の2市2町でつくる「富士山南東スマートフロンティア推進協議会」は15日、三島市の日大国際関係学部三島駅北口校舎で首長座談会を開いた。昨年12月に実施した自動運転バスの実証実験を踏まえて今後の展望について意見を交わし、来年度は区間の延伸を検討する方針で一致した。

自動運転バスの展望について意見を交わした座談会=三島市の日大国際関係学部北口校舎
自動運転バスの展望について意見を交わした座談会=三島市の日大国際関係学部北口校舎

 実証実験は国土交通省の補助金採択を受け、JR三島駅北口(三島市)と下土狩駅(長泉町)を結ぶ区間で4日間実施した。関義弘清水町長は「動きがスムーズで大変驚いた。実用化につながる期待感があった」と振り返り、村田悠裾野市長は「どのような人が利用するかを考える段階に移った」と指摘した。
 司会を務めた同大理工学部の藤井敬宏特任教授は次回の実証実験に関し、同学部のキャンパスまで延伸し、複数のバス停を設置するルートを提案した。豊岡武士三島市長は「日大キャンパスから下土狩駅までは現実的。学生をターゲットにするのは良い」と語り、池田修長泉町長は「ターゲットが明確化する。ステップアップは賛成」と述べ、各首長も賛意を示した。
 新たなモビリティを活用した将来のまちづくりに向けた日大三島高との連携も決めた。高校生が各市町の職員の協力を受け、交通施策や地域交通に関する提案を行う。
 (三島支局・岡田拓也)

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